ここなの&Me ~ハハコ3人、おおむねしあわせ。(だけどね)

シングルマザー歴5年目、"marriage agency 海辺のスナック"始めました。

オバサンバンザイ!!

もう年齢にこだわるのはやめにしたい。でもどうしたって枕詞のようにつけてしまう。
「この前50になったんですけど」。

 

色々衰えてくることに対して、自らに言い聞かせるように。
物覚えの悪さを(ならしょうがねえな…)と諦めてもらうために。

 

私、この年になって人生初の自動車教習所に通い始めたんです。
東京生まれ東京育ち、公共交通機関で間に合っていたし、子供の頃は、なかなか珍しいことに父親が免許を持っていなかったので家に車もなかったけど、特段不便を感じることはなかった。

そして、免許が取れる18歳以降は「車は助手席に乗るものですよね!」って不遜な考えを。

結婚して、子供が生まれてからは、元夫の運転で「やっぱり子育てには車が必要だよね」と実感したものの、離婚。再び車レス。

 

で、「50になったら海のそば」を胸に生きてきて、やっぱり海のそばで暮らすには、車が必須でしょう、と。実際の移住は数年後になるとしても、会社を辞めて、スケジュールの自由がこの手にある今、今取らずしていつ取るのだ。
(私と長女ココの愛読書、伊藤理佐「おかあさんの扉」vol.7で、シッターのエヌさんが53歳にして教習所に通い始めたというエビソードに触発されたということもあり。)

 

やっぱり、厳しいです。50の手習い。
過去、高校を卒業した春休みや20代で免許を取った方、思い出してください。
大体皆「2~3か月で取れた」「2週間の合宿で取った」などと言っていました。

はい、無理です。7月頭に申し込み、【第一段階】学科10時間、こちらは予約いらずで早々に受講済。しかし【第一段階】教習22項目、最短12時間で取れるところ、私は既に20時間乗りましたが、まだ項目11(狭路の通行)がクリアできず…。まだ第一段階の半分も進んでない、というところです。

 

コロナ以来、自家用車熱がグッと高まっているようで、常に教習予約は3か月待ち。私は手持ちの予約使い切ってしまい、次回予約まで1か月空いている。こうしちゃいられない、と朝9時に電話をかけてキャンセル待ちをし、現地に行って待っていて、キャンセルが出たらようやく乗れる、という流れですが…。その日にならないと予定が立たない、というのはかなりのストレス。

 

なんとか予約が取れて乗車できても、元からセンスがないのか(この説も大きい)、加齢でもの覚えが悪く「そんなに色々いっぺんに言われても、入ってこないんすよ!」と逆切れしそうにもなる。自分の息子でもおかしくないような教官に半笑いで注意されたり、復習しましたかっ⁉って叱られたりと、(何故私はお金払って自ら飛び込んでこんな惨めな思いを…)とやっぱり無謀だったか、と諦めたくもなる。

 

O自動車教習所の受付の女の子たちもまた娘でもおかしくない20代の綺麗で優しいお嬢さんたち。
「全然取れる気がしないんですけど…」
「大丈夫です、これまで取れなかった人はいません!」
「じゃあ、私が前代未聞の『取れなかった人』に…」
「ぜったい、だ・い・じょ・う・ぶ・デス☆彡」で、会話はいつも終わるんですが。
全額振り込んでしまったから、やるしかない。んだけど。

 

今、夕方のキャンセル待ちで教習所近くのスタバでスタンバっているところ。
スタバ前には、税務署に「開業届」を出してきました。
開業日1か月以内に届け出ということで郵送でもよかったのですが、なんとなく味気ない気がして持参、本当に提出して控にハンコ押してもらって3分で呆気なく終了…。
ともあれ、

www.umibenosnack.jp

 公式に爆誕です。

 

しかし落ち着かないものですね。
私が40歳になる年に生まれた長女ココを見て(この子が10歳になったとき、私は50歳か。キッツいなあ…)と思ったものですが、まさかね。
シングルマザーになって、会社を辞めて、事業を始めて、教習所に通い始めるとはね。あ、ウクレレも。(こっちは審査とか評価はないので勝手に楽しく弾き散らかしております。)
あの頃想像していたマダム感はゼロです。

 

そして、やる気はあっても頭で色々わかってはいても、心身がゆらぐお年頃、更年期世代の私たち。よく言われるホットフラッシュから抑うつ感、めまい、継続的な頭痛など女性ホルモンの減少がもたらす様々な不調が更年期障害。人により現れる症状は軽いものから重いものまでさまざまだけど、閉経の平均年齢が50歳、その前後5年が更年期と言われています。10年て。長いよ!!

割と苦も無く早寝早起きが習慣だった私、ここ数年、目は覚めていてもなかなか「起床」できない、朝のスッキリ感がなくなっているのは更年期の症状なのかも…あの不調も、この不調も、更年期の症状「かもしれない」というのが、なんともハッキリせず気持ちが悪いです。

更に、自分のことだけではなく親の介護問題に直面する世代でもあり、負荷はどれほどか。
頑張ってますよ、私たち。本当にお疲れ様です。

 

そんな私が心の支えにしているエンタメのひとつが、コラムニスト、ジェーン・スーと元TBSアナウンサー堀井美香によるPodcast ”Over the Sun” (オバサン)です。

叶姉妹のファビュラス・ワールドに次ぐ大人気コンテンツで、リスナーの方(互助会の皆さん)も多いことでしょう。アラフィフオバサン2人がただただおしゃべりをして寄せられたメールを読んでああだこうだ言い合う。

正解を導き出すのではなく、共感し合う。オバサンの井戸端会議というコンテンツがこれほどまでに支持を得るのは、リスナーを「互助会」というように、そこが一つのコミュニティとして機能して、スーさんのいうように「耳の居場所」になっているからでしょう。

毎週金曜日17時配信(またはそれ以降)に参集して、仲間たちが今週も不器用ながらも一所懸命生きてきたことに安心して、またそれぞれの持ち場に帰っていく。

 
 
 
 
 
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marriage agency 海辺のスナックも、そんな不器用な大人たちの居場所になれることを願っています。

 

色々一筋縄ではいかないけどさ。一生が終わるとき、やらなかった後悔はしたくないじゃない。砕け散ったっていいじゃない。受け止めてくれる仲間がいる。

 

10年後、リアル「海辺のスナック」開店を目指しています。

まずはオンラインで、お気軽にお立ち寄りください。

 

海辺のスナックより愛をこめて