ここなの&Me ~ハハコ3人、おおむねしあわせ。(だけどね)

シングルマザー歴5年目、"marriage agency 海辺のスナック"始めました。

家族、自由、シェア

こんにちは。シングルママ歴4ヶ月のMeです。

シングルママのみなさま、ハハコで暮らす住まいはどのような環境でしょうか。

 

2月半ばに離婚して、早速ママ友たちと会議。

彼女たちは元いた場所から一駅北上した町に集結していて、「この辺越してきなよ、そしたらすぐ行けるしいろいろ手伝うよ!」と言ってくれて。

そうだね、このへんだったら保育園通える範囲だし。「ありがとうみんな!探してみる!」と怒濤の勢いで物件探し。

すると奇跡が起きた。敷金礼金なし、家賃はこの範囲で...と何軒目かに紹介された部屋が。(あれ?ここはもしや...)そうでした、そうでした。なんとママ友のうちの一人のマンションの、まさに階下の部屋でした!うわあああ、運命だね!と即座に契約、3月に引っ越してきたのでした。

そしてなにかとモノの貸し借りしたり、おすそわけしあったり、保育園お迎え行ってもらったり。この前の地震の時も、即座に様子確認に来ていただいたり。近所の公園行けば、誰かしらいて子どもたちは一緒に遊べるし。ハッキリ言って、サイコーです。ありがとう、友よ。

地域全体で子育てしているような、あたたかさと安心感。母子家庭の孤立感、みたいなものは微塵も感じない。不思議と、結婚していたときのほうが「家庭」という名の箱に閉じこもっていたような気さえする。

昨年から、植本一子の本にはまっていて。「かなわない」「家族最後の日」「降伏の記録」と立て続けに読んでいた。読んでいるときは離婚しようとは思っていたわけではないけれど、家族ってなんだ、という問いをずっと抱えていたのかもしれない。

伝説のラッパー、ECDこと石田さんと若くして結婚した写真家の植本さん。ご本人は、新進気鋭の若手写真家。一方、石田さんは尊敬する伝説のラッパーであっても、現在は音楽で身を立てることは難しく、劇場の安全管理の仕事で生計を立てている。結婚してすぐに年子の姉妹を授かり、愛情とは裏腹に子供を煩わしく思ってしまう気持ち、思うように仕事ができないことと尊敬するはずの夫への苛立ち、結婚する前には当たり前にあった自由への渇望。多くの人が抱えているだろうけど語られることのなかった気持ちが包み隠さず綴られていて、夢中で読んだ。

一連の 著書の中でもうひとつの大きなテーマでもある実の母親との確執があり、石田さんの実家との関係もあり、石田さんが不在だったり頼れないときは、植本さんは友達、知り合い、保育園、シッターさんを頼る。頼りまくる。そして「頼れる人は別に血がつながっているとか家族じゃなくたっていいんだよね」という。本当にその通りだと思う。

石田さんは、癌に侵され、今年の1月24日に逝去された。奇しくもそれは、私たちの終わりの始まりの日、元夫が自爆テロをしかけてきた日だった。勝手に強烈な因果を感じた。

そして紫原明子「家族無計画」。IT事業家の家入一真さんとの18歳での結婚から、素朴だった夫の成功後の豹変、キャバクラで月2千万円の豪遊、思い余って都知事選へ立候補、そして離婚への顛末とその後の家族のあり方、めちゃくちゃ面白い。若くして専業主婦となった紫原さんは、学歴も社会人経験もなかったけど、人との繋がりから仕事が広がり、ライターとしても活躍されている。自身の子どもたちには、「この経験をネタにしろ。物語のある人間は強いよ」と話しているという。家族にも様々な形がある、ということを自身を使って模索していきたい、という。

だいだいだいだいだい賛成。私は、子どもたちに「普通」なんてない、って教えたい。「平均」なんて幻想だよと。「普通」「人並み」「平均」そんな実体のないただのワードに縛られて、そんな幻の枠に自分を押し込めようと必死になってるうちに、やりたいこともやらないどころか、見つけられもしない人生なんか送ってほしくない。たぶん私は、ずっとそれに縛られていたんだと思う。大概みんなそうだと思うけど。

だけど、鬱の暗黒期を経て、 https://coco-nano.hatenablog.com/entry/2018/06/08/151448

自分は「普通のルート」というものから外れたな、といったん腹をくくることができた。

そして比較的高齢にて結婚、出産して、このままマンション買って、将来はこんな感じなのかな...となんとなく再び普通に照らし合わせたライフコースを思い描いていた。ら、離婚。そうか、そういうこともあるんだよね、と目を覚ました。

人生には、予想もつかない悲しみ、理不尽なことが起こる。突然に。そしてそれを凌駕する喜びも。子どもたちよ、君たちはこんな小さなうちから人生修行ができてラッキーなんだよ。そして、神様は絶対に、もっともっと大きなプレゼントをくれるから。

私たちは、自由。どう生きたっていい。どこにでも行ける。

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ココの小学校入学に合わせて来年度から、東京方面に戻ろうと思っている。住居は、離婚前から心引かれていた、シェアハウスしかもはや考えられない。今増えているシングルマザー専用もいいけど、どちらかといえば、多世代型、インターナショナル型がいい。色んな世帯、国籍の人たちと、子どもたちと雑多に暮らしたい。仕事は、ありがたいコネにて、今派遣として勤める広告代理店のグループ会社に来年度から行けそう…なところ。で、その勤務場所であれば、ずっと熱望していた、海のそばに住むことも可能ではないか?海のそばのシェアハウス!もう新生活への希望が満ちあふれすぎて止まらない。7月の連休には、実家近くの東京23区内のシングルマザー専用シェアハウス2軒、横浜のシェアハウス1軒を巡る旅を敢行予定。  

シェアハウスなどいろいろぐぐっているうち、坂爪圭吾、ごちゃまぜの家、のブログにたどり着く。はてなブログ初心者の私、ほんとごめんなさい、はてな読者の皆様におかれましては、今さら感甚だしいと思いますが、本当に最近、いばや通信、坂爪圭吾さんの存在を知りまして。なんというか、激しい共感とともにこれでいいのだ!と時代とともに、全て良い方向に向かっている感を覚えて半端ない。坂爪さんも言ってるように、時代は所有より共有

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↑これ、どこかの雑貨屋さんで何気なく買ったやつ。が、読んでみると、人生の標語にしたい言葉たちだった。ドアにかけて、毎日心に刻んでる。子どもたちに教える全てはこれでいいと思ってる。

「正直であれ。」

「約束は守ろう。」

「奉仕しよう。」

なんでも分けあおう。

「ハグ&キス」

「一生懸命働こう。」

「優しく話そう。」 

「元気だしていこう!」

「マナーを守ろうね。」

「嬉しいことだけ数えよう。」

「新しいことをやってみよう。」

「お祈りしよう。」

「ベストを尽くそう。」 

「許すこと。」

「本物であれ。」 

「愛すること。」

「大きな夢をもとう。」
シェアハウス巡りの顛末は、また追って...